至誠一貫(自尊・自恃・自制)

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NHK杯全国高校放送コンテスト
に参加して


平成28年 1月29日


 放送部の 中村みちるさん(2年) が,7月に東京のNHKホールで行われた第62回NHK杯全国高校放送コンテスト全国大会の朗読部門に出場しました。朗読部門は全国から集まった294人が出場し,21日(火)・22日(水)の準々決勝・準決勝を経て,23日(木)に決勝が行われました。
 中村さんは『少年記』(外山滋比古著)を朗読し,全国第3位に当たる優秀賞を受賞しました。本校放送部は昨年度第61回の優良賞(5位相当)受賞に引き続き,2年連続の快挙となりました。


 全国大会の報告として2つのことをお伝えしたいと思います。
 1つ目は,全国大会では「個人」ではなく「広島県」というチーム全体で強くなるという感覚があったということです。例えば,大会前に数回実施される講習会では先生の話を一方的に受け取るという形態ではなく,参加者同士で読みを聞き,批評し意見交換しあう時間がたくさんありました。その講習会に参加するまでは,私自身自分の表現に納得出来ていませんでした。初めて読むエッセイだったということもあり,地の文とセリフの読み分け等,どうしたらいいのかわからなくなっていた時,他の参加者からのアドバイスが新鮮で,自分の中に新しい見方が生まれたのを感じました。それからは,明確な目標を掲げ,自分の好きな読みを追及できたと思います。
 また,放送部の大会では大会期間中に出される朗読課題もあるのですが,その本を購入してもらい,みんなで読み回し,新しい情報を交換したり,LINE等で共有したりしました。また,参加者同士で読みの聞き合いをし,互いに感想やアドバイスを伝え合うなど広島県の参加者同士連携し,共に良いものを作り上げようという「チーム広島県」という繋がりができ,これが自分にとっては非常に心強いものになりました。
 2つ目は,NHKホールで決勝の舞台に立った時のことです。まず,決勝進出者は全員リハーサルがあります。NHKホールのプロのスタッフの方に一人ひとりの声に合わせてマイク音量等を調節していただくためです。今まで声が乗らなかったり,吹きやすかったりとマイクと格闘し続けた人も,マイクのことを気にせず読んでもらうためにやっているそうです。また。本番直前には芸能人や歌手が衣装を着たまま入れるようになっている個室の広いトイレを使わせていただきました。普通はさせていただけないことを経験し,夢のような感じでドキドキしたり優越感に浸りました。いよいよ本番,自分の番が回ってきた時はとても緊張していました。と同時に最高の機材とスタッフの方のもとで,とても張りつめたNHKホールの空間を,私が毎日創り続けてきた物語の世界で満たすことができると思うと,この上ない喜びを感じました。すべての部門の決勝が終わった後は,参加者側からスタッフの方に頼んでみんなで記念撮影をしました。全国からの参加者同士Twitterも交換し,人との繋がりが広がり充実した時間を過ごせました。
 最後にこれからの私の目標についてです。今回の大会は,気分の読みをどうするかということに気を取られがちでした。講習会で聞き合いをした時も,私ができたことは読み手の技術面で自分の感想や意見を言えたくらいで,後は他の参加者からアドバイスをもらうことだけでしたのでとても悔しく思いました。今後は,自分自身の技術の向上と,読みに対して多角的な感想や適切なアドバイスができるよう,多くの本を読んだり,日々の練習や,いろいろな体験を積み重ねて,豊かな表現者となれるよう努力したいと思います。
 今回の全国大会出場に際し,励ましの言葉や応援していただき,本当にありがとうございました。


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